はじめに|「自分だけの手帳リフィル」を作ってみよう!
「市販のリフィルがいまいちしっくりこない…」
「自分の生活にぴったりなフォーマットがほしい!」
そんなときにぴったりなのが、無料ツール「Canva」で作るオリジナル手帳リフィルです。
デザイン経験がなくてもOK。テンプレートをベースに作れば、誰でも簡単に「使いやすい×おしゃれ」なリフィルが完成します。
今回は、実際にリフィルを作る手順を、画像つきでわかりやすく解説していきます。
Canvaってなに?|無料で使えるデザインツール
Canvaは、初心者でも直感的に使えるデザイン作成ツールです。
Webブラウザ・スマホアプリ両対応で、テンプレートや素材も豊富。手帳リフィルやノートページも簡単にデザインできます。

ステップ①:用紙サイズを決めてカスタムサイズで新規作成
まずは「ファイルサイズ」を決めましょう。
手帳リフィルでは次のようなサイズがよく使われます。
- A5:148×210mm(px換算は1748×2480px推奨)→ 学生・社会人の定番サイズ
- A6:105×148mm(px換算は1240×1748px推奨)→ 持ち歩きに便利
- ミニ6穴:80×126mm(px換算は945×1497px推奨)→ コンパクト手帳向け
「カスタムサイズ」を選び、単位とサイズを指定し、新規作成します。
- 印刷基準で作りたい初心者さんは「mm」がおすすめ。紙サイズと同じ数字を入れるだけで安心です。
- 解像度や画質を細かく管理したい方は「px」 が便利。300dpi換算で入力すれば印刷もきれいに仕上がります。
今回は、ミニ6穴の「mm」指定で進めます。

ステップ②:レイアウトを決めてガイドを引く
次に、罫線やブロック分けを考えてレイアウトを決めます。
レイアウトは「どんな目的で使うか」によって変わります。
例:
- バーチカルタイプ(時間管理に強い)
- ブロックタイプ(ToDoやメモに最適)
- ウィークリータイプ(1週間の予定を俯瞰できる)
アートボードには、リフィルの穴を考慮して余白を作るようにします。
また、Canvaでは以下の機能を使って配置すると便利です。
- ガイド線 → 中央や均等配置を補助
- グリッド表示 → ブロックのサイズ感を揃えやすい
- 線ツール → 枠や区切りをシンプルに作れる

💡ヒント
テンプレに使う線は「濃すぎず・薄すぎず」を意識。ペンでの書き込みが見やすくなる濃さがベストです。
ステップ③:曜日・日付・見出しなどを入力
文字入れは「テキスト」機能で自由にできます。
フォントは見やすく、印刷にも適したものを選ぶと良いです。
📌 参考:手帳リフィルに最適な厳選フォント5選
- Noto Sans JP(日本語・ゴシック):読みやすく万能、本文用に最適
- Noto Serif JP(日本語・明朝):上品で落ち着き、見出しや説明欄に◎
- Open Sans(英語・サンセリフ):定番で視認性抜群、曜日やリストに便利
- Montserrat(英語・サンセリフ):モダンで太字が映える、月名や見出し向き
- Georgia(英語・セリフ):柔らかく落ち着いた印象、解説やタイトルに
👉 本文は Noto Sans JP、見出しは Montserrat など、組み合わせでバランス良く仕上がります。
💡ワンポイント
・フォントサイズは 10pt前後 が一般的(印刷したときに読めるか必ず確認)。
・強調したい部分(曜日など)は太字や大きめフォントに。

ステップ④:装飾・素材を追加してアレンジ
必要に応じて、Canvaの素材パネルからアイコンや装飾を追加。
シンプルにしたい場合は「線」「小さなイラスト」「囲み枠」など最小限で整えるのが◎。
Canvaには無料素材が豊富にあるので、検索バーで探してみましょう。
- 小さなアイコン(星、チェック、ハート)
- 囲み枠(四角や丸)
- 見出し用ラベル

💡注意
装飾を入れすぎると「書き込みにくい」リフィルになってしまいます。主役はあくまで 自分の手書き だと意識するとバランス良く仕上がります。
ここまでの手順で基本のリフィルは完成するので、あとはお好みで2面付のA4などを作成します。
ステップ⑤:PDFで書き出して印刷テスト
完成したら、「PDF(印刷)」形式でダウンロードします。
Canvaではトリム・余白なしで書き出すには「トリムマークと塗り足し」をOFFにするときれいに出力されます。
PDFのフラット化はONにしておけば大丈夫です。

印刷テストのときは:
- 無地リフィルに直接印刷 → 簡単&手間なし
- A4に印刷してカット&穴あけ → コスト優先派におすすめ
🪄 印刷のポイント表(★評価付き)
項目 | 無地リフィル | コピー用紙(A4等) |
---|---|---|
手間 | ★★★★★(そのまま使える) | ★★☆☆☆(カット必要) |
コスト | ★★☆☆☆(用紙コスト) | ★★★★★(安価) |
自由度 | ★★★★☆ | ★★★★★(印刷調整可能) |
印刷方法について、こちらの記事でさらに詳しく掲載しています。
▶ 【家庭用プリンター対応】PDFテンプレをきれいに印刷する方法|手帳リフィルにもおすすめ
おわりに|作って・使って・楽しむ!
リフィルを自作するのは大変そうに思えるかもしれませんが、
作りたかったものが形になると、とても嬉しいですよね。印刷して、使ってみるのもきっと楽しいですよ!
「創りたい気持ち」を大切にして、ぜひ楽しみながらオリジナルを作ってみてくださいね。